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毎年、三菱京都病院では大勢の方に出産をしていただいています。多くのお母さんに選んでいただいているのはナゼでしょうか? ひまわり編集部が聞いてきました。
佐々木Dr:6名の常勤医師が在籍していて、年間約500名という大勢の方に出産いただいています。地域周産期母子医療センターであり、NICUがあることは、赤ちゃんのためにも大きな安心になります。いろいろな科がありますので、他科の先生にも助けてもらえます。健康な方から疾患をお持ちの方まで幅広く安全なお産ができるところも特徴です。
橋本師長:スタッフの特徴としては、約30名の看護職の中で25名以上は助産師の資格を持っているので、ママやご家族にとって安心いただけると思います。さらに、アドバンス助産師※1が6名在籍していますので、充実した専門的サポートをしています。
※1 アドバンス助産師・・・日本助産評価機構により、お産介助・妊婦健診・母乳ケア・保健指導などにおいて、より専門的な質の高いケアを提供できると認められた助産師
佐々木Dr:感染対策のため、外来の待合は妊婦さん専用に分けています。また、妊婦健診はWebで予約ができ、お母さんの都合に合わせて予約していただけます。インスタグラムを始めました。ドクターの紹介や当院で生まれた赤ちゃんの紹介、病棟・外来の様子など、楽しい情報でいっぱいです。気軽に見ていただければ、健診・入院・分娩後のイメージがしやすくなりますね。
橋本師長:助産師外来では、妊娠週数に合わせた保健指導やお一人おひとりの状況に合わせて面談をおこないます。自宅に帰ってからひとりで育児ができるのか?などの不安があれば、当院の公認心理師・社会福祉士、また地域の保健師さんと協力して対応しています。今は感染対策のため対面での母親教室は開催できませんので動画をWeb配信していて、好きな時間に繰り返し見ていただけます。
佐々木Dr:お産の痛み、怖いですよね。当院では「和痛分娩」※2をおこなっていて、好評をいただいています。お産の痛みはとても痛いもの。でも、それを危険無く和らげるには高度な技術が必要です。他科の先生方にもご協力いただける病院だからこそ出来ることでしょう。
NICUがあり、24時間ドクターが常駐しています。出生後はもちろん分娩中から赤ちゃんの心音が心配な場合は付き添ってもらいます。
橋本師長:現在は、感染対策の為、面会はできないのですが、スマホなどWebを使って、お産する直前まで顔を見ながら会話をしていただけます。赤ちゃんの写真はパパが撮れない分、スタッフが大事な瞬間を逃さないよう工夫して撮影していますよ。立会分娩についても6月下旬に再開予定です。詳しくはお問い合わせください。
※2 一般的に無痛分娩は、脊椎間に麻酔薬を投与する硬膜外麻酔というやり方ですが、当院の和痛分娩はこれと異なり、点滴で静脈内に鎮痛薬を投与する方法を用います。硬膜外麻酔でよく問題とされる合併症(血管内や脊椎腔への麻酔薬の誤投与、過剰投与、硬膜外血腫によるしびれや麻痺など)を避けることができ、また開始や中止が容易にできるメリットがあります。
橋本師長:LDR(陣痛・分娩・回復)という広いお部屋で入院から産後約2時間まで過ごします。その後は産後のお部屋に移動しますが、個室が11室あり4人部屋も広々としているので、母子同室でもゆったりと過ごしていただけます。当院では、新米ママにも育児に慣れて退院をむかえていただけるようにしながら、赤ちゃんと過ごしていただいています。ママと相談し、状況にあわせて赤ちゃんのお預かりもしています。
橋本師長:産後のママは夜中の授乳で朝とてもおなかがすくので、朝ごはんをボリュームUPし、夜食を提供しています。夜食のパンはいつでもおなかがすいたときに食べられるように個包装になっています。その他におやつとたんぽぽコーヒーなども提供します。カロリー取り過ぎでは?と思われるかもしれませんが、しっかりと管理栄養士がカロリー計算をしていますのでご安心ください。
橋本師長:京都市の産後ケア事業(スマイルママホッと事業)として産後3か月までショートステイの受け入れをしています。また、助産師による母乳外来があり、母乳だけでなく育児相談なども含めママと赤ちゃんのケアをおこないます。